えっ、今後、高校では統計が必須になるの?

2018年2月14日に文部科学省が高等学校の次期学習指導要領案を発表し、統計が必須化され、ベクトルが高校三年で習うことになるのですね。ベクトルを習わない生徒もでてくるってことなんだね。

 確か、私の頃は、高校3年のときに確率統計をトップスピードで習った(ような気がする)。おかげかどうか知らないけど、あんまり理解できていなかった気がする。それで、苦手になっちゃった。それと、ベクトルを学んだことで数学がわかってきた記憶もあるので、もし今のような課程なら理系コースにすら進まなくなって人生自体が変わってそうな気が…。

 それにしても、ベクトルは単なる数(スカラー)に方向の意味が加わり空間を意識する基本的な事柄で、物理学等の応用面で把握できるようになると思ったのだけど違うのだろうか?。それに、統計情報をより深く観察するためにも有益な事柄だと思うのだけど間違っているのだろうか?

 

次期学習指導要領等に向けたこれまでの審議のまとめについて(報告):文部科学省

 次期学習指導要領は、変化の激しいこれからの社会を生きていくための「生きる力」を育むことをテーマとし思考力や表現力を身に付けていくことを重視するようですね。

 人間も進化しているとはいえ、うん十年前の自分達の時代から比較すると今の高校生って、求められているものがあまりにも急激に深く・明確な答えのないものになっている気がする。これから高校生になる子は大変そうだな~。

 学校では基本的な事柄だけをしっかりやって、学校外のいろんな人と対話する経験を持たせて自分のことを知ったり考えさせる時間を一杯与えるのが良いのでは?。どうせ興味を持ってくれないと本当の意味で勉強も進捗しなそうだし。

 

 ところで、審議まとめの中に"人工知能"という言葉が何度も出てきているようですね。全文を読めているわけでないので誤解かもしれないけど、仕事を奪われないようにという意味で危機感を感じているのかなあ(あっ、それが本当なら、基本的な統計を学ぶのは必要かもしれない。それは私としては辛そう…)。